Illustrator こやまけいこの日々雑記
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よしながふみさんの『大奥』2巻の帯に、「続きは2月号のメロディで読める」とかなんとか書いてあって、ついメロディを初めて買ってしまったのが年末。
もちろん「大奥」の続きもおもしろかったんだけど(ネタバレは避けるけど、ああやっぱりこういうイヤな展開になってしまうのか〜〜ぐむむむ・・・って感じ)、別冊付録についていた勝田文さんの描きおろしマンガがおもしろかったです。
それが、今夏国分太一くん主演で映画化されるという小説を漫画化したものでした。
原作は、佐藤多佳子さんの『しゃべれどもしゃべれども』(新潮文庫)。
マンガの方は、2月号別冊は前半部分のみだったので、続きが知りたくてつい原作を読んでしまいました。
落語を題材にしてうまく使っているのがおもしろいし、登場人物がみんな一生懸命なんだけど不器用でなかなかうまくいかないってところに共感できました。(97年に本の雑誌のベスト1になってたそうで)
この作者の別の作品も読んでみたいな。
それにしても、これだけ尺がある原作の前半部分をたった60数ページにうまくおさめてしまった勝田文さんの手腕もすごい。
勝田さんのマンガは、同棲とか結婚とか離婚して出戻りとか結構濃い?立場のキャラを色気なく描いて、読者の予想と違ったところに着地点を置く作風で、好き嫌いが別れるかもしれないけど、こういうちょっとクセありの人物を描くのはほんとにうまいです。
足長おじさんをうまくアレンジした『Daddy Long Legs』もおすすめ。
うわーうわー、勝田文さんすきですよ。そーかー、映画メモメモ。
大奥は、テレビのドラマで何回目かにやってたのを
ちらっとみちゃったら、いがいにおもしろくっていかんいかんと思いながら
続けてみてしまった感。
なんで、まんがもおもしろそーだけどこれはみないよーにしよー。
と思いましたす。
投稿者 るじ : 2007年01月19日 10:43
佐藤多佳子さんは駅伝を描いた小説「一瞬の風になれ」が
話題みたいですね。ブランチでも絶賛されてたし
友達もすごく面白いと言ってました。
でも私は内容的にこちらのほうが気になるな〜(^o^)
チェックしてみようっと♪
投稿者 ふみへー : 2007年01月19日 16:07
あっ 駅伝じゃないや!
陸上部でした〜(^^;)
投稿者 ふみへー : 2007年01月19日 16:09
>るじさん
ふふふ。るじさんもお好きでしたか〜。
勝田さんは絵も素朴な味があっていいですよね。
ちなみに、よしながさんの「大奥」は男女逆転大奥で
ドラマや映画でやっているのとはまた別物だと思います。
ちょっと展開にヘビーなところがありますが、おもしろいですよ。
>ふみへーさん
「一瞬の風になれ」って、話題になっているんですね。
そっちも読んでみたいなぁ。
「しゃべれども〜」の方は、なかなか私好みの設定で
読みやすかったし、読後感もよかったです。
投稿者 こやま : 2007年01月20日 00:00
佐藤多佳子さん、よいよ^^
「一瞬の風になれ(3巻構成)も、もちろんだけど「黄色い目の魚」とか。確か文庫になってたはず!
投稿者 Eli : 2007年01月25日 23:39
>Eliさん
おお、おすすめ作家さんでしたか!
今読んでいる本を読了したら、とりあえず文庫になっているものから
攻めていきます〜。
投稿者 こやま : 2007年01月26日 15:28